SSブログ

新春浅草歌舞伎(第2部) [観劇(伝統芸能)]

IMG_0018.JPGIMG_0019.JPG

新春浅草歌舞伎(第2部)

浅草公会堂 2008年1月26日(土)15時開演 1階う列9番

1.祇園祭礼信仰記 金閣寺 一幕  中村雀右衛門指導
亀治郎の雪姫は、指導した雀右衛門を十二分に意識した芝居で、動きだけでなく口跡まで似せているように聞こえてくるのが不思議。こうした経験を経て徐々に自分の型を作り上げていくのだろう。松永大膳を勤める獅童はニンにも合っており第一部の南郷以上に危なげなく見え、こちらも一安心。男女蔵も十河軍平なのでまったく違和感なく勤めており、まずます。


  三世瀬川如皐 作
2.与話情浮名横櫛 木更津海岸見染の場/源氏店の場 二幕
愛之助の与三郎は、日本駄右衛門以上に仁左衛門写しの雰囲気だが、若干の柔らかみが出るところが少し江戸風からは離れる感じがしないでもない。とは言え、初演としては十分な出来だろうと思う。対する七之助のお富も本人が影響を受けたであろう玉三郎の影を色濃く感じる。流石に生硬さが目についてしまい訳ありな感じが出にくいのはやむを得ないところだが、こちらも頑張っていることは良く伝わってきた。

男女蔵は和泉屋多左衛門で、こちらは土佐将監ほどの無理はなくまずまず。蝙蝠安の亀鶴は少し真面目すぎて役本来のチンピラ風な雰囲気が薄い感じで、逆にこの役の難しさを感じてしまった。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。