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The Chieftains [Music]

日本・アイルランド外交樹立50周年記念
The Chieftains Japan tour 2007
2007年6月1日(土)19:00開演
Bunkamura オーチャードホール 1階36列7番

最近殆どご無沙汰だったコンサートだが、今週2度目のオーチャードホール。やはりこれも2月初めのネット衝動買いパターンで、こちらは@ぴあ。バタバタは相変わらずだが金曜日なので先送り感もありつつ、一昨日より少しだけ早く会社を出て会場へ。今日は開演前にバーに行くことが出来たが、アイルランドつながりということで用意されていたギネスを飲んで、少しゆっくりと開演を待つ。


このアーティストも以前にMusical Batonの記事でちょっとだけ触れたが、知ってはいるし好きだが詳しくはない、という点ではMarisa Monteとそれほど変わらない。ただ、アイリッシュミュージックの大御所の生演奏にぜひ一度触れてみたい、と思ったのが正直なところ。

ロビーの表示では、途中20分の休憩を挟んで前後半各60分程度の二部構成とのこと。客層は一昨日以上に幅広く、50代以上の方々もかなり見かける。舞台上には、上手奥に林英哲が使う大太鼓を中心とした和太鼓群、舞台中央は壇上正面に椅子が一つ、左手にキーボード。そして舞台中央手前には椅子が5つ並び、一番下手側の席にはハープが置かれている。

一昨日同様、開演時刻から10分ほどでメンバーが登場。古くからのメンバーとしては、リーダー格のPaddy Moloney(uilleann pipes,tin whistle)に、Matt Molloy(flute)、Kevin Conneff(bodhran,vocal)の3人だけで、fiddleのSean Keaneは病気休演で少し寂しい。
他に準メンバー的なTriona Marshall(harp)、サポートメンバーとしても長いJon Pilatzke(fiddle,dance)とNathan Pilatzke(dance)、Paula Goulding(dance)、さらに今回はSean Keaneの代わりにカナダ出身の若手Boyd MacNeil(fiddle,guitar)と兄のRyan MacNeil(keyboards)が参加し、ダブリンの若手女性6人組のLiadanもサポートコーラス的に度々登場。

Paddyが前に出ての挨拶が最初良く聞き取れないと思ったらアイルランド語(Gaelic)だったようで、その反応を見てから英語に切り替える茶目っ気を見せる。続いて上記のメンバー以外にバグパイプの4人組が登場し1曲目が始まる。その後もPaddyのユーモアも交えた曲紹介を挟みながら、Kevinの唄、Mattのフルート、Liadanのコーラスなどを絡めた多彩な曲が次々と出てくる。ここに、第一部から林英哲、第二部で元ちとせも登場しながら、バラエティに富んだ演奏が繰り広げられていく。ポルカやジグなどの舞曲風のもの、またEnyaを髣髴とさせるようなスローなものまで、いずれも素朴な手触り感のある旋律と、Paddyのwhistleを初めとした伝統楽器の響きで、曲自体を知らなくても懐かしくも楽しい気持ちにさせてくれる。

また、こうした演奏の途中には、Jonがfiddleを置いてNathanと一緒にハイスピードの激しいタップを何度も踊ったり、Paulaがまさに一人リバーダンスといった感じの素敵なアイリッシュダンスを見せるなど、ダンスパフォーマンスの部分が予想以上に多く、またその楽しさも味わうことができた。

最後の曲では、Paddyが客席を立たせた上で、上記のダンスメンバーが手を繋ぎ列になり客席の通路に下りてぐるっと会場を回り、観客を次々に引っ張り込んで30人以上になってから舞台へ戻るというフィナーレ。最後まで会場全体が素朴な一体感に包まれた雰囲気で締め括り、私自身も満足感を味わってホールを後にした。


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源九郎

来日してたの、知りませんでした。……がっくり。
せめてここでレポを読めたことで満足します。
eプラスのメルマガ、ちゃんと読まなきゃですね。
by 源九郎 (2007-06-03 23:48) 

ShyBoar

源九郎さん、コメントありがとうございます。
コメントを見て再確認したら、こちらはeプラスではなく@ぴあでした(本文も修正しました)。
お声をお掛けすれば良かったですが、私も2月の忙しい時期でプレリザーブは見逃していて、一般発売のメルマガを読んで申し込み何とか確保できた、ということだった憶えがあります。
今は全国を回っていて6/10(日)にまた東京(すみだトリフォニーホール)へ戻ってくるので、当日券等でトライするチャンスはまだあるかもしれません。
by ShyBoar (2007-06-04 06:14) 

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