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二月大歌舞伎(夜の部) [観劇(伝統芸能)]

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歌舞伎座さよなら公演 二月大歌舞伎(夜の部)
歌舞伎座 2009年2月7日(土)16時30分開演 1階17列38番

演目や役者の顔ぶればかりでなく、さよなら公演も2ヶ月目で浸透してきたたこともあるのかもしれないが、チケットはよく売れているらしい。この日も1階で若干補助席が出ていた。

1.蘭平物狂 二幕
三津五郎の蘭平を観るのは平成16年8月以来二度目。

行平館では物狂いの踊り、そして奥庭では立ち回りが見ものであるわけだが、いずれも充実した動き。立ち回りは最初の内はともすれば捕り手とゆっくり動きを合わせているようでいて、後半にかけて徐々にスピード感が出てくるのが凄いところ。


2.歌舞伎十八番の内 勧進帳 長唄囃子連中
1月よりは充実した演目の今月でも、特にお目当てだったのがこれ。

期待に違わず、花道の出から吉右衛門の弁慶の存在感が何より強く印象に残る。全体を通じて、科白劇として中身の濃い勧進帳となっており、観ることができて良かったと素直に思える舞台だった。四天王も段四郎、染五郎、菊五郎、松緑と揃っていて嬉しい。


  河竹黙阿弥 作
3.三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場 一幕
玉三郎のお嬢、染五郎のお坊、松緑の和尚という顔ぶれ。

玉三郎の口跡は正直やや違和感もあるが、思ったほどではなく個人的には何とか許容範囲というところか。少し七之助のような雰囲気も感じた。お坊は意外と難しい役どころで染五郎も奮闘していたが、手の内にするにはもう一歩というところかもしれない。松緑も口跡を含め好き嫌いは別れるかもしれないが、辰之助時代から何度も手掛けてきた成果というか、自分のものにしている雰囲気は感じられてまずまず。
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